
「イヤホンを忘れた」
「急に壊れた」
そんな、今すぐ必要なのに手元にないという状況、誰でも一度は経験したことがあるはずです。
結論から言うと、コンビニでイヤホンは普通に買えます。
そして、値段もそこまで高くありません。
ただし、コンビニには、
- 有線
- Type-C
- Lightning
- ワイヤレス(Bluetooth)
と複数の種類があり、どれを選ぶかで満足度は大きく変わります。
この記事では、元コンビニスタッフとして10年間勤務した経験をもとに、
「どの店舗にどんなイヤホンがあるのか」
「値段はどれくらいか」
「実際に使ってみてどうなのか」
を、わかりやすく本音で解説します。
この記事を読み終えたころには、あなたはもうイヤホン選びで迷うことはありません。
コンビニでイヤホンは売ってる?
結論:ほぼ確実に売ってる(ただし種類は店舗差あり)
イヤホンは各チェーンが安定して仕入れている定番商品です。
ただし、種類や在庫の傾向には店舗ごとのクセがあります。
主要3チェーンのリアルな取り扱い状況と、最速で見つけられる売り場の特徴をわかりやすく解説します。
主要3チェーンの取り扱い比較(セブン、ファミマ、ローソン)
コンビニ大手3社は、すべて「イヤホン」を扱っています。
ただし、どの種類に強いかは微妙に違います。
実際に店頭で働いて感じたリアルを混ぜながら紹介します。
セブンイレブン:定番の有線・Type-Cが安定。どの店舗も欠品が少ない
セブンはスマホ周辺機器のアイテム数が多めで、
- 有線イヤホン(3.5mm)
- Type-Cイヤホン
- Lightningイヤホン(店舗により)
このあたりがほぼ固定で並んでいます。
特徴としては、
- 最低限必要なものは必ず置いてあるという安心感
- ワイヤレス(Bluetooth)は導入店舗がまだ限定的
- ビジネス街の店舗ほどガジェットの在庫が多い
セブンは日用品の欠品対策が強いので、緊急時に一番頼れるチェーンと言えます。
ファミリーマート:ワイヤレスが多い。元スタッフ感覚でも「売り切れが最も少ない」
10年間働いていて、個人的に在庫の安定感No.1だったのがファミマです。
特に、ワイヤレスイヤホンが一気に増えました。
特徴としては、
- ワイヤレスイヤホンの取り扱いが他より多め
- マイク付き有線の在庫も安定
- ガジェット棚が広い店舗が多い
ガジェット系に強いので、「とりあえず使えるものを買いたい」人には間違いありません。
ローソン:店舗差は大きいが、ワイヤレスのコスパが良い商品が入りやすい
ローソンはチェーン全体で見ると品揃えにバラつきがあります。
ただし、価格帯がちょい安めという特徴があります。
特徴としては、
- ワイヤレスイヤホンが比較的安い
- 有線イヤホンも最低ラインはしっかり入る
- 駅前店舗はガジェットコーナーが強い
ワイヤレスを安く買いたい人とは相性が良いチェーンです。
※価格は店舗の品揃えによって変動します。
売り場の場所はここ(急いで探す人向け)
イヤホンはどのコンビニでも置かれる場所のパターンがほぼ共通しています。
急いでいる時は、以下のエリアからチェックすると見つけるスピードが段違いです。
レジ横のスマホアクセサリー棚
最も置かれやすい鉄板の場所です。
モバイルバッテリー、充電ケーブル、アダプターと一緒に並びます。
高単価&回転の早い商材なので、店員が補充しやすい位置に置かれます。
入り口付近のガジェットコーナー
新しい店舗・大型店舗に多い配置。
多くの読者が見落としがちな場所でもあります。
- ワイヤレスイヤホン
- Type-Cケーブル
- モバイルバッテリー
新商品が入りやすいのもこのゾーンです。
マルチコピー機近くのエリア
コピー機周りは文具・スマホグッズ・生活雑貨が置かれやすい空間で、ここにひっそりあることも多いです。
- ビジネス街の店舗
- 商業施設内のローソン
こういう場所でよく見ます。
コンビニで買えるイヤホンの種類一覧
2025年現在のコンビニは、以前と比べてイヤホンのラインナップがかなり充実しています。
「有線しかないでしょ?」
というイメージはもう古く、いまでは 有線・Type-C・Lightning・ワイヤレス と、主要タイプを一通り揃えている店舗が増えています。
元コンビニスタッフとして10年間働いた経験をもとに、実際にどんな種類が置かれているのかをリアルにまとめました。
「今どれを買えば正解なの?」
という人にも分かりやすく、タイプごとの特徴やおすすめの用途を解説していきます。
有線イヤホン(3.5mm):一番在庫が安定&最安で買える応急処置の王様
コンビニのイヤホンの中で、最も見つかりやすいのがこの3.5mmステレオミニプラグ・有線イヤホンです。
特徴まとめ
- 在庫が一番安定している(ほぼ100%置いてある)
- 価格が圧倒的に安い(500〜800円が相場)
- 音質は最低限だが、動画・通話は問題なし
- 「忘れたときの応急処置」用として最適
元スタッフからのコメント
正直言うと、音質にこだわるタイプではありません。
ただ、YouTube・TikTok・LINE通話くらいなら普通に使えるので、緊急時には頼れる存在です。
また、コンビニ側も仕入れの基本枠として必ず置くため、買える確率が高いジャンルです。
Type-Cイヤホン:Android勢の需要UPで仕入れ強化中!買いやすさが年々向上
Androidスマホの主流がType-C化したことで、2020年ぐらいからコンビニでも取り扱いが急増しました。
特徴まとめ
- Androidユーザーの需要増で仕入れ強化中
- 価格は1,000〜1,800円
- マイク付きモデルも多い
- 有線イヤホンより「ちょい上の性能」
元スタッフ実体験:「月3回以上の問い合わせ」がある
特にビジネス街の店舗では、
「Type-Cのイヤホンあります?」
という問い合わせが本当に多かったです。
どのチェーンも仕入れ数量を増やし、いまではほぼ必ず見つかるレベルまで定着してきています。
Lightningイヤホン:iPhone勢の定番だが、在庫は減少傾向
iPhoneユーザー向けのLightning接続イヤホンも、以前はどの店舗にも置かれていました。
しかし、近年はAirPodsなどワイヤレスへ完全移行するユーザーが激増した影響で、在庫はやや減少しています。
また、2023年発売のiphone15からType-Cが採用されたことにより減少が加速しています。
特徴まとめ
- iPhone専用の有線イヤホン
- 2025年現在は、置いてある店舗はあるがやや減少
- 価格は1,500〜2,000円台が多い
- 音質は普通以上で通話もこなせる
元スタッフ視点
セブンは取り扱いが比較的安定。
ファミマとローソンは、在庫が減少している印象です。
iPhoneユーザーが「今すぐ必要な時」の選択肢としてはまだ現役ですが、コンビニで優先的に探すならワイヤレスの方が見つかりやすいです。
ワイヤレスイヤホン(Bluetooth):2018年ころから増えた、今いちばん売れてるタイプ
「え、コンビニにワイヤレスあるの?」
と思うかもしれませんが、今はどのチェーンも導入しています。
特に2018年頃から、ワイヤレスイヤホンのラインナップが一気に増加しました。
特徴まとめ
- 2018年頃から取り扱いが急増
- 価格は2,000〜3,000円前後
- 意外とバッテリーが持つ(3〜5時間ほど)
- 音質は必要十分で動画・音楽・通話は普通にこなせる
元スタッフのリアル
昔は置いてなかったため驚く人も多いですが、有線よりワイヤレスの方が「売れる」「利益率が高い」ため、店側も積極的に置き始めています。
コンビニイヤホンの値段一覧(安い順)
「イヤホンを今すぐ買いたい...でもできるだけ安く済ませたい!」
そんな方達が一番知りたいのがコンビニのイヤホン価格帯です。
元コンビニスタッフとして10年間働く中で、
「どの価格帯が一番売れるのか」
「価格ごとにどの程度の性能差があるのか」
を肌で感じてきました。
コンビニで買えるイヤホンを最安→高い順にわかりやすく整理し、
「この価格ならどのレベルが買えるの?」
という疑問をすべて解消します。
最安:500〜800円!緊急時の味方「有線イヤホン(マイクなし)」
最も安く、最も在庫が豊富なのが500〜800円帯です。
コンビニのイヤホンのベース価格といえばこのゾーン。
特徴まとめ
- 最安で買える価格帯(ワンコイン感覚)
- 有線イヤホン(3.5mm)が基本
- マイクなしのシンプルなモデル
- 音質は最低限だが、動画・通話には問題なし
- 一番売れやすい価格帯
元スタッフのリアル
実際、深夜や早朝はこの価格帯のイヤホンがよく売れていました。
「急にイヤホンが壊れた」
「忘れた」
「出先で使うだけ」
という、応急処置としての需要がとても多い価格帯です。
向いている人
- 今日だけ使えればいい
- お金をできるだけかけたくない
- 音質にこだわらない
中価格:1,000〜1,800円!マイク付き・Type-Cなど実用レベルを求める人向け
1,000〜1,800円は、
「安いと不安だけど、そこそこ使えるものがほしい」
という現実的なニーズに応えるゾーンです。
この価格帯は、
- 有線イヤホン(マイク付き)
- Type-Cイヤホン
など、性能面でも大きく使いやすくなる中間クラスが揃っています。
特徴まとめ
- マイク付きの有線イヤホンあり(通話や会議向け)
- Type-Cイヤホンもほぼこの価格帯
- 音質は「そこそこ聴けるレベル」
- 安すぎず高すぎない、最もコスパが良い
元スタッフのリアル
コンビニではライトユーザー向け商品の比率が多いですが、会議や通話が必要なビジネスパーソンがよく買っていくのがこのゾーン。
特にType-Cイヤホンは「月3回以上問い合わせが来るほど需要が多かった」ため、店舗側も仕入れを増やし、中価格帯の売上が大きく伸びています。
向いている人
- リモート会議や通話が必要
- Androidユーザー(Type-C必須)
- 緊急だけでなく普段使いも想定したい
ワイヤレス:2,000〜3,000円!意外と使えるコスパ型Bluetoothイヤホン
ここ数年で一気に増えたのが、ワイヤレスイヤホン(Bluetooth)2,000〜3,000円の価格帯です。
特徴まとめ
- ワイヤレスでこの価格はコンビニならでは
- 意外とバッテリー持ちが良い(3〜5時間)
- 通話・動画には十分使える
- 音質は「価格相応だけど普通に聴ける」
元スタッフ視点:「棚に出している数=在庫の全量」
コンビニはバックヤードが狭いため、イヤホン類は「ほぼ前出し分がすべて」で、在庫を多く持たないのが基本です。
だからこそ、
- パッケージの減りが早い=売れている
- ワイヤレスは入れても2〜3個まで
- 有線は10個前後ストックする店が多い
という差が生まれます。
向いている人
- ケーブルが邪魔な人
- 軽く音楽を聴きたい
- 移動中の動画視聴が多い
- 初めてワイヤレスを試したい学生
コンビニで買えるイヤホンの品質は?元スタッフが本音レビュー
「コンビニのイヤホンって、実際どうなの?」
特に気になるポイントは、耐久性ではないでしょうか?
結論から言うと、コンビニのイヤホンは高級ではないけれど、使う場面を選べば十分戦えるというのが、10年間働いてきた私の本音です。
もちろん、専門店の高価なイヤホンと比べれば違いはあります。
ただ、コンビニで売られているモデルは「緊急時に困らないレベル」をしっかり満たした商品が多く動画視聴・通話・ワイヤレス接続など、普段使いはほぼ問題なし。
音質:普通だが会議・動画・音楽は問題なし
まず音質ですが、コンビニイヤホンは、
「普通」=期待を裏切らない安定感
があります。
有線イヤホンの場合
- 低音は控えめ
- 高音はシャリッとした感じ
- ボーカルやセリフは聞き取りやすい
- 動画視聴や通話、学習用途には十分
といった音質です。
音楽の臨場感を重視したい人には物足りませんが、YouTubeやTikTokの視聴なら全く問題なし。
ワイヤレスイヤホンの場合
ワイヤレスは「価格の割にがんばっているな」という印象で、
- 低音がやや強め
- ボーカルが前に出やすい
- 音の抜けはそこそこ
と、ライトユーザー向けとしては十分な音のバランスです。
ほんとうに普通ですが、「普通で困らない音質」だと断言できます。
耐久性:ケーブルは弱め。ワイヤレスは意外と持つ
耐久性は、タイプによって大きく変わります。
有線イヤホン(3.5mm/Type-C/Lightning)
これは正直に言うと、消耗品として割り切るレベルです。
理由はシンプルで、
- ケーブルが細い
- コネクタ部分が弱い
- 巻き癖がつきやすい
と、耐久性が強いモデルとはいえません。
元スタッフとして見てきた印象でも、数か月使えれば良い方です。
ただし、これはコンビニに限らず1,000円前後の有線イヤホン全体の共通特徴でもあります。
ワイヤレスイヤホン(Bluetooth)
一方、意外に長持ちするのがワイヤレスです。
- 断線しない
- 落下にも割と強い
- バッテリーは平均3〜5時間持つ
- 1〜3か月は普通に使える人が多い
そして、フルワイヤレスでも充電ケースが付いている場合、500円イヤホンとは比較にならないほど実用性が高いです。
元スタッフの体感でも、「壊れたからワイヤレス買いに来ました」というより「出先用にもう1つ持っておきたい」という買われ方が多かったです。
マイク性能:通話なら十分/オンライン会議もOKレベル
マイク性能は、期待以上です。
有線イヤホンのマイク
- 声はクリアめ
- ノイズはそれなりに拾う
- 屋内の通話なら全く問題なし
- Zoomも普通にこなせる
特に1,000〜1,800円帯のマイク付き有線イヤホンは、急なオンライン会議の救世主といっていいほど使えます。
ワイヤレスイヤホンのマイク
- 電話・LINE通話レベルなら十分
- 周囲の騒音があると少し拾いやすい
- 遅延はそこそこあるが動画視聴では気にならない程度
最近のコンビニワイヤレスは、「値段の割にマイクは悪くない」という印象が強いです。
コンビニイヤホンより「コスパ良い選択肢」も紹介
「コンビニでイヤホンは買えるし、今すぐ使える」
これは大きなメリットです。
ただし、もし 「急ぎではない」のであれば、もっと安く、もっと性能が良い選択肢もあります。
これは、
「コンビニで買うのは損」
ではなく
「状況に合わせてより最適な選択ができる状態にする」
という考え方です。
Amazonで当日配送できるイヤホン
「今すぐ必要じゃないけど、ちゃんと使いたい」
という人に最も向いているのがこの選択肢です。
Amazonは、
- 同価格帯でも 音質が圧倒的に良い
- レビューが参考になる
- 当日配送(地域による)が使える
という点で、コンビニよりも選べる自由があります。
例:同じ2,000円前後でも性能差が大きい
| 購入先 | 同価格帯での性能満足度 |
|---|---|
| コンビニ | 必要十分。最低限使える |
| Amazon | 選べる。デザイン・音質の好みに合わせられる |
「選んで買った」という実感があると、満足度が上がり後悔が減ります。
ドンキ・家電量販店の方が安いケース
「実物を見比べたい」
「どれが良いか店員さんと相談したい」
そんな人には、ドンキ・家電量販店が向いています。
ドンキは安さの暴力
- 同じ有線イヤホンでも298円〜のことがある
- ワイヤレスでも1,000円台が普通
- 深夜営業店舗ならコンビニ並みに即買える
家電量販店は確実性
- 試聴できることが多い
- スタッフに相談できる
- イヤホン専門ブランドが選べる
ワイヤレスデビューするならこの価格帯
もしあなたが、
「実はワイヤレスが気になってた…」
というタイプなら、ここが一番刺さるポイントです。
初めてのワイヤレスは 2,000〜4,000円台 が最適
- 安すぎると音割れ・接続不安定が起きやすい
- 高すぎると「買ったのに合わなかった」と後悔しやすい
つまり「ちょい良い価格帯」が一番満足度が高い
| 価格帯 | 初心者の満足度 | 理由 |
|---|---|---|
| 〜1,000円 | 低い | 音質・接続が不安定になりがち |
| 2,000〜4,000円 | 高い | 音質安定・接続が安定・デビューに最適 |
| 8,000円〜 | 挫折しやすい | 「高いのに違いが分からない」問題 |
もし、初めてのワイヤレスを試すなら、ちょっとだけ良いモデルを選んだ方が後悔しませんよ。
まとめ:迷ったら目的別で選べばOK
ここまで読んで、
「種類がいろいろあって迷ってしまう…!」
という方もいると思います。
でも大丈夫。
イヤホン選びは、目的別で考えるのが一番ラクです。
コンビニで買えるイヤホンは、
「万能なもの」ではなく、
必要な場面にピタッとハマる道具なんです。
- 緊急なら → とにかく最安でOK
- 今後も使うなら → 中価格帯かワイヤレスが満足度高い
この2つさえ覚えておけば、買ってから「失敗した…」と思う可能性は大きく減ります。
元コンビニスタッフから最後に一言
コンビニのイヤホンは、
「とりあえず今日困らない」
という価値に特化した商品です。
そしてそれは、忙しい毎日を生きている私たちにとって、かなりありがたい存在です。
「今日の自分が困らないための選択」
それがしっかりできれば、それはもう正解です。









